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CT110がやってきた

CT110がやってきた

2001年初夏
 最後に乗ったバイクはヤマハのFZ750だった。しかし仕事が忙しくなり、家族も増えていつの間にか乗ってやることができなくなり、お決まりのキャブオーバーフロー。5バルブのハイテクバイクを修理することもできず、いつの間にかバイクの無い生活に慣れてしまいました。 あれから10年以上が過ぎて、引越しもして、ふと落ち着いてみると、ふらりと乗れる乗り物は自転車しかない現状に何か寂しさを感じはじめていた夏の終わりのある日のことです。
 足代わりの原付が欲しくなって久しぶりにバイク雑誌を読んでみたけどYH戦争の頃に比べるとスクーター以外の選択はほとんど無い状態に愕然とします。
 そういえば以前ビーパルで面白いカブを紹介していたなぁーと思って調べてみると、いまだに逆輸入で販売されているらしい。調べてみると新車は手が届かない価格なので、さっそく中古車探しが始まった。
晩夏の東京
 いくつかの中古車屋を探してもいい出物は無く、結局オークションを探して予算に収まりそうな車両を落札しました。オーナーは東京の方で、車両を見てから引き取ってくださいとのことなので、休日に渋る嫁を伴って車で上京することにしました。
 ガレージの中にはDAX、CT、S800などが無造作に並んでおり、CTはS800と同時にオーストラリアから輸入された車両を足代わりに使っていたそうです。7、8年たっているCTは走行距離も2万キロで錆もそれなりに出ており、オイル下がりにクラッチやや滑りぎみと新品のコンディションとは言えないが、オイルの管理はしっかりされており、カブのエンジンとしてはまだ道半ばなので購入を決めることにしました。もっともカブは初めてなのでエンジンの調子なぞわからないのですが、そこはオーナーの人柄で決めてしまったようなものです。車にCTを積み込んで嫁といっしょに高速を家路にいそぎます。薄暮の中、嫁といっしょに車からCTを降ろすと、思わずニヤニヤ。
いざ登録
さっそく次の日に市役所に行ってナンバーをもらうことにします。廃車証があるので必要書類を記入してすぐにナンバーを交付してもらえ、手数料も無料! まあ高い市税を払っているんだから当然か(笑) そのまま近くのバイク屋に行って自賠責に加入する。あとは自動車の保険屋に連絡を取って自動車の任意保険に原付特約を付けて手続きは全て終了です。
インプレ
105ccのカブということで淡い期待を持っていましたがやはり20年前以上の設計のエンジン、今のスポーツスクーターの出足には全くといっていいほどついていけません。やはりこのバイクはわき道をトコトコと走るのが向いているみたいです。オーストラリアから狭い日本に連れ戻されて、出足が遅いと文句を言われてもそれはバイクのせいではないですよね。でも逆にのんびりとした雰囲気が山や海辺にはぴったり。製品サイクルが長いバイクならではののんびりとした付き合いができそうな独特の雰囲気を持っています。
郵政配達バイク
そういえばこのバイクはオーストラリアでは主に郵便配達に使用されているそうです。パーツリストで少し調べてみると、12V化されたバージョンがオーストラリアに出荷されており、このキャリア周りをいじって郵便配達に使用されているらしい。外観の大きな違いはスピードメーターが別になっていることと、サブミッションが付いていないことだけです。日本にも輸入されたことがあるようですが、いつかはこの郵便CTを手に入れて走ってみたいです。


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